こんばんは。
「イカ わた煮」 の缶詰が近所のスーパーに
並ばなくなってショゲてる とまぢふです。
いや~、こないだのツーリングは キツかったね~~!
ここ数年でイチバン! のキツさやったよ。
次の日、休もうかと思ったも、会社。
今回の旅は、ここ、飛騨小坂駅から。
ここに皆さんが集まる。
ワシは下呂市民やでここへ自走し・・・
なワケないやんッ!
ウチから 50km以上 離れとるんやで。
当然 クルマに自転車積んで来たよ!!
おじサイクル 下呂支部長 ・hiromiさんと、ツッチー。
ツッチーは下呂市萩原町在住で、ここまで自走。 10kmやと。
支部長は、ワシらを見送りに。
(ホントは ツッチーに会いたいだけ!)
「濁河かチャオで 昼12時になると思うけど、
どこでご飯にしよう?」
と、ツッチーに聞いたら彼、
「え?! そんな時間にはならないでしょう?
12時には とっくに通過してるでしょ、ソコ!
・・・でも、隊長のペースだと アレかな・・・」
おいおい!
そんなコト、絶対に隊長の前では言うなよ!!
と、ココでワシの携帯が鳴った!
汽車で来よるG隊長からかな?
・・・妹どのからやったッ!!
叱られるッ!! 最近、遊んでばっかやったで!
・・・ はァ・・・良かった~~~、
母屋の解体の件やった。
今日のコトは、
「楽しんでこいッ!」
と、菩薩さまのような おコトバ・・・
そんなこんなで、おじサイクル御一行様の到着ゥ~~!
駅前で記念撮影する。
今日は 「六本槍」 。
左から 翔一郎クン、G隊長、オサムさん、ツッチー師、ワシ、泡太郎さん。
オサムさんとはワシ、 初顔合わせで緊張!
(なんか、すごいコワモテ!!)
このあと朝礼をし、
寒い中を しゅっぱ~つッ!
(8:38)
5km走ったトコで もう休憩!
だって、駅前からもう始まっとるんやも、登り坂!
先回りしとった 下呂支部長から、みたらし団子の差し入れです!
とにかく、食える時に食っとけ! やよ。
この先 40km、食いモン屋は無い上に、
「登り only」 なんやでね。。。
人家は この辺まで。
あとはヒタスラ、登り坂を楽しむ? のみッ!
今回のコース。 ↓
左の方、飛騨小坂駅を出発し、下島温泉を経由
「御嶽山パノラマライン」 をたどります。
38kmの登りを走り切ると、御嶽山のふもと、
「濁河 にごりご」 温泉。そこをカスメてさらに行く。
濁河峠まで登れば、眼下に広がるは
「チャオ御嶽スキー場」 !
そこから日和田高原まで下ったら、2分隊します。
G隊長以下 4人は、右へ向かい、木曽福島に。
そこからJR中央線で 名古屋方面へ。
ワシとツッチーは、左の 旧高根村や朝日村を経て
久々野町、そして R41で小坂に戻る。(緑色の線)
どっちも過酷やよッ!
山に入りました・・・
「山岳地帯」 って言ってもいいかしらん・・・。
まあ、いつものカオになります。
今日はワシ、武器を備えとるんよ!
先日の 「余呉湖ツーリング」 で ヤマちゃんが付けとったヤツ。
「バックミラー」 ですわ。
これで、後ろの状況を把握し、作戦を練りながら走るッ!
・・・って、なんのために?
今まで登って来た途中、ツッチーや若い翔一郎は
遠慮してか ちょっと後ろを走っとった。
でも途中からヤツらの姿がバックミラーから消えた!
もしかしたらワシ、あいつらを 「チギった」 ?!
やるやんか、ワシッ!!
・・・ 5分も経たんうちに ツッチー登場ッ!!
荒い息づかいも聞かせず近づいて来たもんでビックリした!!
慌てて右に避けたら、そこには 翔一郎ッ!
アヤウクぶつかりそうになったよッ! 危ないッ!
「お前ら忍者かッ!! 気配消しやがってッ!!」
罵声を浴びせようにも、息が上がって声も出ず・・・
アッサリとワシを追い抜いて消えた二人でした。
(途中遅れたのは、暑くなり
ウィンドブレーカを脱ぐために立ち止まったダケみたい。)
おおッ!
御嶽山が見えた!!
若者は放っておき、ワシら熟年組は ボチボチ行きますよ。
こんなイイ滝が、道のそばにあるに、コレを見ずに登っていったんやね・・ 若者たちは。
まあ、いいけど・・・。
鈴蘭高原への分岐で、若い衆は待っとってくれました!
10:22
濁河まで 23km・・・ はァ・・・。
そういやワシ、ここをドエライ前に走ったことあるんよ。
2003年 11月。
その時の 「ツーリングメモ」 ↓
もう 12年も前か・・・
で、その中、この
「濁河までの道中」 の記がイイ。
『乗鞍よりエライ。はっきり言って、まあエエ!』
・・・それでもヤッテまうんよ。
タアケなんよ、自転車乗りは。
「パノラマライン」 にふさわしい風景になってきたよ!
途中、泡太郎さんが見つけた。
ナンて草花?
泡太郎さん・・・あなたが大正解!
「ツルリンドウ」 !
こんなふうに、キョロキョロしながら行くのが、
この苦しさを忘れながら登るコツです。
(忘れれるかッ!!)
途中、どえらい見晴らしのイイとこで。
おにぎり泡太郎。
ここから見えるのは、
「大溶岩流の跡」 。
中央上部が、雲に頂きを隠された御嶽山。
その御嶽から流れ出た溶岩は かつて、向うの山とこちらの
山の斜面との間を埋め尽くしとった。
それが何万年ものあいだに川が うがち削って流れ・・・。
上部が平らになって伸びとるのが、かつての溶岩流の上面。
「翔一郎、大学では こんなコト教えてもらえなんだやろ!」
「いや、学部 違うし。」
・・・ いや~、親子が こんな状況で いられるコトに
G隊長は、 えも言われぬヨロコビを感じとるんやろうね。
そんな展望を楽しんだあと、また登ります!
大平展望台。
ここまで登って いい加減つかれたよ!
11:40
スタートから3時間。
・・・ でもまだ、「25kmしか走ってない」 。。。
・・・時速 8キロ・・・。
ここで始まりました、
『ツッチーの 自転車ぺダリング講座』 !
師いわく、
「太もも前側の筋肉使っては疲れます!
大腿筋の横を使わなくては。」
・・・ ンなコト言われたって・・・
ですよね?
さあッ! 気を取り直して行くぞッ!!
みごとな白樺の原生林ッ!
やっとちょっと 平坦になったよ。
うれし~!!
コワモテのオサムさんでも、喉は乾く!
昔はトライアスロンもしてたという、いわばワシらの先輩。
もう、何十年ぶりかで乗った自転車。
・・・それにしても彼、おじサイクルで参加したのは
今日がまだ 2回目だとか!
なのにもう、こんな試練が?
・・・イヤにならないで下さい。 こんなんばっかや ないから。
おおッ!
見えてきた!!
ニゴリゴ温泉の入り口!!!
思わず バンザイ! の、泡氏。
・・・って、今、
12:53 。 スタートから 37km。
言ったやろ? ツッチー。
12時に通過するのは不可能やって・・・。
それにしてもここはもう、紅葉が始まっとる。
下呂市 唯一のスキー場、「濁河温泉スキー場」 。
そこからさらに まだ登る!
濁河峠まで!!
濁河峠頂。
気温 11℃・・・。
さぶい。
気温、「8℃」 に!
朝、登り始めた時よりさぶいよ!!
さすが 標高 1800m台!
でもね。。。
ま~だ 登らならんのよ!!
それも、真新しい道路で!
きのう今日、アスファルト敷いたばっかみたいな路面やよ。
そんなトコ走っておっても。。。
とにかく、自転車を停めとうなってまう!
写真撮りとうなってまう!
カメラを向けるのは、、、
見て! この景色!!
(先回の 『にょにん』 の方がイイって?)
登る。
登る。。。
登る。。。。。
下る。
「チャオ御岳 スキー場」 !
「飛騨御嶽 尚子 ボルドーロード」 の碑にて。
「翔一郎、もっと右だ! 向うの乗鞍も写すぞ!」
・・・ 親バ○ と笑うのがハバカラレるほどの
堂々とした態度!
いや、この歳で この2人の関係は 羨ましいよ!!
オサムさんも、むづかしい お顔で構図を決めながら・・・
ツッチーは、そんな風景には興味無い!
さすがアスリート!!
せっかく来たんやで、ワシも撮ってもらおうッ!
「コラッ! ちゃんとせえッ!!
いっつもフザケた格好しやがって!」
と、罵声浴びながら 隊長に撮ってもらいました。
だって、恥ずかしいし照れるもん。
カメラって。
それにしても今日は好天に恵まれたヨ!
正面に乗鞍岳。
回れ右すると、
御嶽山。
1年前の惨事を感じれんほどの美しさ。
(噴煙は、向う側なのでこっちからは見えん。)
そんなこんなで、ずっと美しい景色を見続けたかったけど
ココを離れます!
14:02
距離 44km。
隊長、
「50km/h以上は絶対ださないようにッ!」
下るだけやで気持ちイイイのに~~~~!!
なんでみんな、ココに停まらんの?
このいにキレイなトコやのに!
御嶽・高地トレーニング場のひとつです。
1500m以上の高地で心肺能力を高める目的で、
この御嶽に作られたんよね。
高橋キューちゃん尚子氏は、アメリカ・ボルドーで高地トレをやった。
それに あやかって、「ボルダーロード」 って名づけられたのがココらへん。
今年はすでに、英・仏から 東京オリンピックに向けて?選手が
合宿に来といでる!
・・・どうか、日本の中で そういう聖地になって欲しいです!!
ワシら飛騨人にとっては。
ついに 日和田高原まで降りてきたよ!
14:17
この T字路を 右に 30数km行けば木曽福島。
左に 50kmくらい行けば 飛騨小坂!
じゃあね~! お気をつけて~~!!
4人が木曽路へ。
ワシとツッチーの2人は飛騨・野麦方面を経て 小坂へ・・・
ここまでの途中、何度も彼は言いよったんよ、ワシに。
「帰り、野麦峠まで行きませんか?
てっぺんの 『お助け小屋』で お茶しましょうよ!」
って。
行くかッ!!
野麦峠への分岐から頂上まで 22kmもあるんやぞ!
陽が暮れるわいッ!
っていうか、もう、脚が残っとらんッ!!
今はただ、「無事に小坂まで帰る」 ことしか
考えれんッ!!
・・・って、言ってやったの、ツッチーに。
そしたら、
「久々野まで降りて先、どうやって小坂まで行きます?」
って聞いてきた、ワシに。
「どうって、フツーに国道41号線を下って行くよ。」
それを聞いたツッチー、
明らかに不満げ。
そして言った、
「国道使わずに行く道ありますよ。」
え? R41、飛騨川を挟んで対岸には道路が無かったハズ、
久々野から小坂まで。 裏道なんかあったっけ?
「ウルトラ・ショートカットなコースです!
クルマも少なく舗装もされてる。ゆっくり走れるから
安全なミチですよ!」
お~!
そりゃエエやんかッ!!
ワシも知らんかったよ、さすが地元民!!
で、ドコなの、そんな夢のようなミチ。
待て~~~~~~~ッ!
こら、ツッチーッ!!!
く、くらいヤマ越えやとォ~~?!
・・・ た、確かに 国道41号線は走らんでもエエ。
大型トラックとかの恐怖は無いよな。
でもそれ、ショートカットか?
たとえそうやったとしても、激坂で かえって時間かかるんでは?
「いや、登りはありますが、頂上から長い下りだから
かせげますよ!」
う~~ん。
なんか、調子いいハナシやけど、誠実そうな彼の言うコトやし・・・。
「わかった。野麦をアキラメさせたんやで、付き合うよ!」
・・・タアケやったよ、ワシ。
ああ、湖面に映る 「傾きかけた陽」 が美しい・・・。
下り基調やのにツッチー、それでも ガシガシ漕いで行くッ!
時速 40km以上で!!
ワシも シヤナシでついていかなかん。。。
下りなんやで、ラクしよまいか~~~
この橋を渡り切って右行けば 「野麦峠」 への道。
ここを諦めさせたワシへの当てつけか、あいつ、ますます
スピード上げやがるッ!!
ついてけんッ!!
高根 第一ダムで休憩。
14:47。
今まで知らなんだ、ツッチーの「身の上ばなし」 なんぞも聞いて。
それにしても ハラへった・・・。
途中、ソバ屋があったけど、14:30を過ぎとって ボツ。
あとは 道の駅に賭けるしかないよ!
ああ、やっとメシにありつける~~~
・・・ と思いきや、
「食堂は当分 閉鎖します」
との、ツレナイ張り紙。。。
ショック大!!
この売店? で、ツッチーは五平餅を2つ。
ワシは 五平 1つにジャガイモ団子、飛騨牛串焼き1本ッ!!
ガッツリ・・・には 遠いけど、まあ、ハラは満たされたよ。
団子も、おばちゃん(根岸季衣 似。)の好意で、本来 串一本に
ジャガイモ3個 なのを、「4個」 で焼いてくれたし!
さあ、早う行かんと日が暮れるよ!
って、もう日没近い!!
これで 位山(くらいやま) 越すんなら、ホント、
「暗いヤマ」になるよ!!
この信号を左折すれば久々野方面・・・
って、アレ? ここ前、コンビニがあったトコやよね?
嗚呼、諸行無常なり・・・。
久々野から 国道41号線を横切って、ヤマに向かう。
ホントにエエんか?
ホントに ショートカットなんか?
坂、そのいにキツうないってのは ホントか?
「僕たち、クライマーじゃないですか!
やっつけましょうよ、位山ッ!!」
クライマー → くらいまー → 位山 ?
なるほど・・・ なんて思わんぞ!!
ついに日没。。。
先を行くツッチーの姿は、かすかにテールライトで
それを知るのみ・・・。
(この夕陽が沈みよるあたりが、位山峠。。。)
もう、ヘットヘト・・・
時速 7キロくらいでしか登れん・・・
スキー場、「モンデウス位山」 への分岐にて。
全く元気なツッチー。
ああ、来るんやなかった・・・
くちグルマに乗るんやなかった・・・
16:52
「大丈夫です! この先、宗教施設があって その先から
グワっと上がりますが、たいした距離じゃないです。」
その、「グワッ!」 がオソガイんよ!! ワシには!
8% 。
それが 2km続いた。
ツッチー・・・ テメ・・・
いや、ワシが 「身の程知らず」 やったんや・・・
ヲノレのチカラが無うなっとるのを気付かず・・・
若い頃とおんなじ気持ちでおった・・・
でも、そんなコトをココで今さら 身に沁みてもシヤナイ!
行かにゃイカンのや!!
「あららぎ湖」
ちゃんと待っとってくれたツッチー。
「もう ほんのチョットですから!」
・・・だまされるもんか。
この絵で見る以上に、もっとホントは暗いんよ。
ああ、あれは もしかして!
ついに登りきったぞ~~、位山峠!!
午後5時38分、 102km。
もう、闇がすぐそこまで来とる!!
クマ出るぞ!
途中に牧場が見えた。
こんな急斜面に放牧されりゃ、牛も足腰が鍛わるよ。
って、もうヤバイくらい暗うなっとる!
早よ降りにゃ!
なのにツッチー、
「途中にボクのヒルクライム練習コースがあるんですよ。
その入り口を通過することになってるんですが、」
「行かんよッ!!」
即答です!
(このあとは、超・急な下り坂&暗がりにつき、
写真撮ってません!)
やっと下まで降りきり、JRの踏切。
もう 飛騨小坂駅は近しッ!!
午後6時26分。
飛騨小坂到着! 午後6時31分。
総走行距離 124km!
なんとツッチー、ここ、ワシがクルマ停めたトコまで
ずっと先導して来てくれたんよ!!
途中、彼の家への分岐があったに、
迷わず小坂駅に向かったツッチー・・・
彼が先を走ってくれた(ホント、いつもずっと先)からこそ、
ワシもガンバって走れた。 遅れてはなるまい!と。
彼のテールライトが、まるでワシの水先案内人みたいに・・・。
うッ・・うッ・・・・
ありがとうな・・・・
ツッチー、いや、ツッチー師をたたえて。。。
今日はホントにカラダの芯から疲れたよ。
でも、ツッチー師のおかげで、ツラくはあったけど
ショートカットできたことだし。
(でも、時間的にはハルカにかかったのでは?)
無事、ウチに着き、今日のデキゴトを振り返る。
隊長、あのあとどんなドラマがあったんやろな~
とか。
その彼の動向です ↓
http://outdoor.geocities.jp/syou_toppo/151004ontake/report.htmlどれどれ、国道を迂回して位山を越えるコース、
どんなんやったろ?
地図で確認してみよっと!
・・・ どこが 「ショートカット」 や?!
正規ルートの 1.5倍くらいあるやんかッ!!
ツッチ~~~~~~~~~ッ!!!!!
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久々野へと別れてから更なる試練があったんやね。
私らは17時には足湯に入り、電車を待ち、そんな頃、激坂上りしてたとは。
獲得標高は計り知れないほどだね。
苦しい上りばっかりやったけど、楽しい、充実した一日でした。
お疲れ様、そして、ありがとう。