ワシの雑草園で咲いとる、数少ない花。
この時期になってまで咲いとる花って、かなり限られるんよね。
こないだの ドエライ冷えた日、ワシんとこ一面 「初霜」 降りとった。
そんな時期でも咲く花・・・。
「キイイトラッキョウ」・・紀伊の国の 糸らっきょう。
「リンドウ」
「カワラノギク」
ほかにも野山に咲いてはおるけど、わが 「雑草園」 では、上の3種だけ。
あとは枯れとる。
で、その「キイ~」と、「リンドウ」。

もともと、「キイ」だけの鉢やったのに、いつの間にか
「リンドウ」が入り込んどった!!
まあ、それはソレで、はからずも 「寄せ植え」 みたいになり、趣きあってイイんやないかな?
キイラッキョの左横の石は、何十年か前に、ジジイが御嶽山で採ってきた溶岩。
(今は こういうモノも持ち出し禁止!)
キイラッキョの咲く環境は、この辺では美濃太田のちょっとシモ、
坂祝町の木曽川河畔(いわゆる「ライン下り」)の岩のすき間。
こんな感じで。(写真は借り物。本場、紀ノ川。)

やで、ワシも自生地っぽく、石をアシラッてみたんよ!
コケむしてイイやろ?
・・・とはいっても、さっきのような 「状況写真」 ではオモムキもナニもあらへん!
というわけで、撮り直し!

・・・どうでしょうか?
いまいち、石が控えめで、自生地感にはトボシイんですけどね・・。
初めの絵よりは だいぶイイかと自負しております!

キイちゃんだけを・・・。
あと、雑草園で咲いとるのは、
「カワラノギク」。 (川原野菊・・・の意。)

同じ植物やけど、白花もある。

・・・この花は、全国各地の川原に ごくフツーに生え咲いとった。
ところが昨今、その数が激減しとるらしい。
これは、河川管理が行き届いて、極端な大水が起きにくうなり、
川原も規模が小そうなった。
護岸整備で川原自体が無いことになったりもしとる。
カワラノギクは出水によって そのタネが運ばれる。
川の氾濫は、人の暮らしにはホントにヤッカイなもの。
やで、それを防ぐ努力は惜しんではアカン。
でも、それがために消えていく生物もおる。
こんなノギクを守るために、人間の生活を犠牲にするのは本末転倒。
(生物界からすれば、そんなの人間のエゴ!)
やで、ワシは 「家でカワラノギクを育て」とる。
「種・しゅの保存」なんていう大それた意識は あんまり無いけどね。
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ところで こないだ、ワシが山野草 好きやってコトを知ってござる 近所の人から「ダイモンジソウ…大文字草」をもらったんよ。
・・・っていうより、「もらわされた」。

なんで 「ダイモンジソウ」 かっていうと・・・

花の形が 「大」 の字に見えるやろ?
同じ仲間の草に、「ジンジソウ」 ってのもある。(人字草。)
これは、花の形が 「人」 にみえるで。

・・・ヒトそれぞれ 「ワールド」 があって、ワシも 「山野草すべて好き!」
・・・なワケではないんよ。
興味の対象・コダワリがある。
「地元で咲くキレイな花」が一番。次に、「ワシが気に入った花」。
悪いけど、この 「ダイモンジソウ」 は、それから外れとって、
今まで気にもかけなんだ。
こんなの、ワシんとこら辺では見たことないも!
地元に無いってだけでもう、「圏外」。
(気に入った花やと、この定義は揺らぎます・・・。)
ところが、それをくれた人、
「川へ降りていけば、たんとあるよ。」
とのこと。
・・・まさか。
ワシ、この地区の山野草 知り尽くしとるハズやよ。
こんな、なんにも咲かん時期に花付けとりゃ、イヤでも目にするやろ?
半信半疑で、近くの川へ行った。

夏に
、「ハザコ」を見かけた用水路の取水口あたり。
そこからみる紅葉、キレイ~!!

・・・この川岸の岩肌などに へばり付いて生えとるらしい、ダイモンジソウ。
一応 探しに降りてみる。
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・・・ あった。 ・・・
ホントやったんや!
ワシ、恥かしい。
花は終わっとったけど、これからタネができるんやで、また楽しみがふえた!
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趣味と環境と人間味がマッチして良いブログですよ。
読んでいて楽しく、次に何をネタに書くのかと期待しちゃいます。
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