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   海は広いな~ 大きいな~ ♪

 ワシは今までの生涯で、「海水浴」 したこと、二度しかありません。

① 小3(昭和45)頃、潮干狩りに知多方面へ行った時、ついでに泳いだ。
② 昭和61年、本格的に越前の海で泳いだ。 松原海岸やった・・・。 
 小ザカナが足をつついたのに恐怖! 「ジョーズ」 がつついとるッ!

・・・ この2回だけ。




ところで みなさん、童謡 「うみ」 をご存知ですか?
「海は広いな、大きいな~」 のアレです。
もちろん、知ってござるよねえ。

その 「うみ」 、3番の歌詞をご存知ですか?
・・・もったいぶるのもナンやで、シヤナイでお教えします。




「海に小舟を浮かばして 行ってみたいな よその国」

・・・ なんかオカシイと思わん?

「浮かばして」

なんか変やと思わんかね?

フツーなら 「浮かばせて」 やろ?
文法的にオカシイんやない?

先日 (と言っても 1ヶ月以上前。)、NHKの番組で この歌が流れたんやけど、歌詞はやっぱり 「浮かばして」 。

ワシはイキドオって調べたんよ、「大NHKたるモノが、こんなコトでエエんかッ!!」 って。

・・・ そしたら、
「昭和16年に作られた 『ウミ』 、当初はこの歌詞。
で、いろんな意見で 昭和55年からの教育教本(教科書)への記載は
『浮かばして』 から 『浮かばせて』 に変更された。」
らしい。 

原文は、「浮かばして」 。
参考URL


ここで お勉強です。


「浮かぶ」という動詞の派生語として、「浮かばせる」 があります。

「浮かぶ」 + 「せる」 で、「使役」の意味を持たせます。
「使役」というのは、「~させる」 という意味。

チョット古い言い方やと、「浮かばせる」は、「浮かばす」 。

その言い方で、「~させる」 の意味を持たせようとおもえば必然的に
「浮かばせて」 になるよねえ?
すくなくとも 「浮かばして」 なんて言い方には ならんと。

ひょっとしたら方言?

ワシやって、「勝手に遊ばせとけ」 なコトを言う時、
「遊ばしとけ!」 みたいに言うような気がする。

こういう使い方って、「関西」 ではフツーみたい。
やけんど、作詞者の 「林 柳波」 さんは 「関東・群馬県」 のヒト。

なんで、「浮かばせて」 を 「浮かばして」 としたのか?


先のサイトでは、

「【戦時下の歌】歌詞を詳しく見ましょう。
 一番は、海の大きさに打たれる気持ちを表わしています。
 戦時下の日本では、戦勝を願う昇る太陽(日の丸)は日本の象徴でした。「日ガ シズム。」の歌詞があるにもかかわらず軍指導部の検定を通っています。
 二番は、無限に続く青い波を描いています。
 三番は、海を越えてよその国へのあこがれを歌っています。統制が厳しい中で実にのびのびした海の歌です。
 作詞者の林柳波は苦心の末に、三番の歌詞に幼子の言葉「ウミニ オフネヲ ウカバシテ、」という優しい表現を入れました。これが、当時の検定を通る重要なポイントでした。林柳波の時代へのメッセージ、特別な言葉です。」

・・・となっとる。


「日が沈む」 では 「暗い」 で、検定には通らん。
やで、3番によって検定通さしめした。

「浮かばせて」 より、「浮かばして」 の方が心証良かったんや。
強いコトバやったんやな~。


「【ずっと改められなかった理由】 文部省が、「ウカバシテ」を「うかばせて」に直して掲載したことにより、。詩が持っていた力が失われて平凡なものになりました。【戦時下の歌】で書いたように、この『ウミ』を戦時下の検定を通すには、「ウミニ オフネヲ ウカバシテ、」は必要な言葉でした。改訂した昭和五十五年版の編集者たちは、それに気が付いていたでしょうか。 ずっと改められなかったのは、戦局が悪化し、とても教科書の改定までには手がまわらないうちに、うやむやになったわけではありません。作者の林柳波も井上武士も昭和四十九年に亡くなるまで現役で頑張っていたから直さなかったのです。」


・・・ 「詩が持っていた力が失われて平凡なものになりました。」

どんなチカラがあったの?
「ウカバシテ」 に。
わからん・・・。




そもそも、「浮かばす」 を 文法的にみると、

「浮かぶ」の未然形 「浮かば」に、使役を表す助動詞「す」 が付くのが原形。


活用の語幹にチョロっと あとに続きそうな語を加えて・・。

未然形は 「浮かばせず」、連用形 「浮かばせたり」、終止形 「浮かばす」、
連体形 「浮かばする時」、仮定 「浮かばすれば」、命令形 「浮かばせよ」。

「エ・エ・ウ・ウル・ウレ・エヨ」
の、「下二段活用」 。

しかして、「浮かばして」 。

「浮かばし」 の後に 「て」 が付くで、間違いなく
「連用形」 。

・・・ 連用形が 「イ段=し」で、終止形が 「ウ段=す」 なんて、
「四段活用」 しかない。

そんな活用をする 「助動詞 『す』 」 。



探したよ~。



「上代」 のコトバにあった。
(『上代』ってのは、『奈良時代』のコトバ使い。 
フツー、『古文』で習うのは、そのずっと後の『平安時代』それも中期以降。)


すいません。

どうでもエエ・・・な方は 寝てくださってケッコウです。





上代の語に、「す」 がありました。

「四段活用の未然形に接続する」

さっきの 「浮かぶ」 、
未然形は、「浮かば」 。

それに接続し、さらに下には 「て」 という 「用言」 。
連用形になります。

「す」 は、「し」 に変換され、「浮かば・・・し」 に。



「浮かばして」 の持つ意味がちょっと解ってきた。

意味として、「尊敬」 を表す。

「お浮かべになって」 みたいな。

つまり、「浮かばせて」 では、単にダレかが船を浮かばせたんよ。

ところが 「浮かばして」 とすると、「ヤンゴトナキお方」が、「お浮かばせあそばした」 な表現に変わるのです!


なんとなく解った。

この 「うみ」 が作られたのが 昭和16年春。
12月には 真珠湾。

「日が沈む」 な歌詞を持っていても、「浮かばして」 で ある高貴な方への配慮をしてる。

だから検定にも通った。



・・・ そんなコトまで見とったの?
当時の文部省。
(あ、その当時 『文部省』 だったかは知りません。)

昔のヒトって、博学やったんやね~!

ワシ、高校の時の 「古典文法」 ってのを引っぱり出して調べたんよ。
戦前のヒトの語学力に脱帽です!



ワシが使った文法の本。

         古典文法


高校の時の副教材。
コレだけは今でも持っとるんよ、ワシ。

なんで持っとるかというと、青春時代のアレが 濃く残っとって・・・








        落書きだらけ!

裏表紙、落書きだらけ!






        チンポ?

表にもある。

「チ○ポ」 なのが。







        アンネタンポン?
      

かすれとって 読みにくいけど、「ア○ネ ○ン○ン」 。


これ、「古典の教材」 やで~!

ワシの高校時代、いかに まわりに迫害されとったか!!


いつの日か、こんな落書きしたことを反省しならんコトが来るよう、
ワシも敢えて 「全面塗りつぶし」 しなんだんよ!

ホントやったら、「チ○」「SE○」「挿○」 なんて落書き、
速攻 消すッ!!

でも、あえて残しといた!

ああ~、 イイ世の中になった~ッ!

こうやって アイツの悪サを ワールド・ワイドに公表できるんやで!

・・・でも たぶんアイツ、覚えとらんやろな~


「アチキじゃありません!」

みたいに言うんやろな~。




まあ、イイです。 過去のことは。

海水浴したいね~、20何年ぶりかで。
海は広いで。









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コメント

[C589] 2回・・・??

今日の記事内容は、すごくディープですね。
私では、思ってもココまで掘り下げる事は
ないです。

海・・ 最近は行かないな。 帰ってからも
体が揺れる感じが、おもしろいです(笑)

是非、3回目の海を楽しんでください♪
  • 2011-08-12 12:19
  • 馬笑
  • URL
  • 編集

[C590] 理解できん

もっと簡単なネタにしてよ。
最後まで読めれなかった。

酒飲んでこんなことは思いつかんだろうから、素面の時に打ち込んだでしょう。

現国の帝王と言われたのは分かるが、この猛暑の中では理解できません。
  • 2011-08-12 13:26
  • G
  • URL
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[C591] 現国の帝王

現国の帝王に「座布団5枚!!」
よっく調べましたね。高校時代の古典文法をまだ持っているのもすごいけど、ソレを未だに使いこなすことが出来るってのが、スゴイね
パチパチ
  • 2011-08-13 20:47
  • mayumi
  • URL
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[C592] どこが座布団5枚なんだよ!

こんな小難しいこと書いて、誰が反応できるもんかい!
この歳で古典文法?
シャラクサイ!
そんなこと分かるかい!
  • 2011-08-13 22:19
  • G
  • URL
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[C593] あ~、みなさん すいません!

2~3日パソコン開いてなかったらこんなにコメントが!
トロくさい話題なので 無反応を覚悟してたのに
いろいろ言ってくださって・・・。

単に 「へそまがりの、ヘ理屈こき」 なだけです!

「浮かばして」 にイチャモンつけたのは1ヶ月くらい前で
シラフでしたが、ブログアップはベロンベロンで、恥かしいほど 間違いだらけです!
(その部分は あえて削除・訂正しません。恥をさらしときます。)

あ~、それにしても暑い毎日ですね~
もう 飲むしかないですよ!

泳ぎにいきたいにゃ~・・・

帰ってきたあとの、あの妙な疲れと脱力感。なつかしい。
馬笑さんがおっしゃる、「帰ってきたあとも 体が揺れる感じ」、海水浴ならではでしょうか? 味わってみたいです!

これから、きのうの夏祭りの後片付けに行ってきま~す!
二日酔いでツライけど・・・。

  • 2011-08-15 07:51
  • とまぢふ
  • URL
  • 編集

[C601] まいりました。

避暑地から6日ぶりに地獄の暑さ 『岐阜』 に帰ってきました。(避暑地:自分などの実家です)

書いてくれとるやないの、ボクの悪口を…
口数がメッポウ少ないし、顔の表情にも喜怒哀楽をあまり出さない【とま氏】だったので、将来これではアカンやろ~ …という思いから (友人を助けるというつもりで) 少しでも人間らしく怒りや喜びを表現してほしくてやったイタズラだったのです。

でも先見の目があると言うか、スゴイよねぇ~
あんな大昔の教科書を捨てずにちゃんとタバっといて今になってソレをネタに攻撃してくるやなんて。

今度来てくれた時に、1曲余分に歌わしたるで勘弁してよ。
(10杯以上余分に注ぐのは勿論ですが…)
  • 2011-08-17 10:40
  • tokumokun
  • URL
  • 編集

[C602] まだあるけど・・・

岐阜は暑いでしょうね!

こうやって 30何年も、
「このウラミいつか はらさでおくべきか・・・」
とタバッといた(訳・保存しておいた) 私、かなりネチっこい性格でしょ?

あの本には まだまだヤバイのがあるけど、
トクモ君の名誉に関わるので・・・・。

他(世界史や書道の教科書など)にももっとたくさんラクガキされてたから、全部タバッておけばよかったな!

それさえあれば、現金を要求できたかも!
「慰謝料よこせ・・・。」 って。

あ、でも、そのオカゲで、寡黙で暗い人間から脱せられたのだとしたら・・・

シヤナイで、勘弁してあげます。 
・・・シヤナイで。

  • 2011-08-17 20:28
  • とまぢふ
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こっちがイイと言われれば そっちにフラフラ、
あっちがイイと言われれば、またその方にヒラヒラ・・・
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