Entries

      小人閑居為不善   

 「 こうもり野郎の ズンズン調査 」  第3弾ッ !!


こないだの続きです。

「 牧野富太郎 生誕150年 」 記念切手、オカシくね?


   1-4牧野切手のアップ





ジョウロウホトトギスっていったら、咲き方 こうゆうフウやろ!

        2-2ジョウロウホトトギス




この切手デザイナー、この植物を知らんなッ ! まあ、当然やろけど。
やで、牧野センセーの絵を 上下 サカシマにして描いてまったんやないか?

いや、そのセンセーこそが、自生実体を知らなんだのでは?


・・・と、先回イチャモン付けたワシやった。



そこで ズンズン調査隊員のワシ、シロクロつけに行ってきたよ。












   1-1岐阜県図書館

飛騨の山奥から、ハルバルと 県庁近くのココへ。





   1-2県図書館

 「 岐阜県 図書館 」 ですがな~ !!
ワシ、ここ入るの 初めて !    もう、緊張しまくりッ !!




・・・ ああ ・・・ なんてヒマなの ? ワシ。

ババアをデイサービスに送り出した 午前9時すぎ。
ここぞ! とばかりに イザ 出動ッ !!
ババアが帰ってくる 午後5時まで、いや、移動を考えると3時までに
調べあげにゃッ !!
ヒマなもんか ! 超 大忙しッ !

11時に着いたよ、 図書館。






で、借り出した、牧野富太郎博士関連の書物・図鑑類をドエライこと・・・


   1-4借りた。

「原色 牧野植物大図鑑」
「同 続編」
「原色 牧野日本植物図鑑 1」
「牧野 日本植物図鑑」
「新 牧野日本植物図鑑」
「日本植物図鑑」
「牧野 新日本植物図鑑」
「精選 牧野植物図集」

   ・
   ・
   ・
   ・ 
   ・

このほか、牧野関係の図書を カタッパシから借りてやった!

あ、ここの図書館は基本的に カメラ禁止!

そこをムリ言って撮らせてもらったんよ(嬉ッ) !!
人物の顔だけはダメって言われたけんど・・・。


で、その図鑑の中の ひとつ。

「 牧野 日本植物図鑑 」 から。

( コピーも許可を得て取らせてもらえる。
・・・それにしても、コイツら図鑑の重いことッ ! )


   1-5ジョウロウホトトギス挿絵

「 じゃうらふほととぎす 」 ですぜ、みなさんッ !

・・・ おりょッ ?

ちゃんと垂れ下がって描かれとるがあ ???

この本、いつの刊行?


   2-6牧野日本植物図鑑


・・・ 昭和15年です。 
・・・1940年、第二次大戦の直前の年です。
富太郎の集大成ともいえる図鑑で、今なお 版を重ねて出されとる。
( いや、さすがに歴史的カナ使いではないし、解説文も現代語。 )

当時の定価、拾五円 ( 15円 ) ってのがスゴイ。
この本は復刻版で、図書館の購入時は 1万5千円!! 1000倍 !!

牧野日本植物図鑑が刊行されたのは、富太郎、78歳の時のこと。

        2-1牧野富太郎壮年期

う~ん。 なかなかダンディな おじいちゃん。




ちなみに、彼の青年期。

        1-6牧野富太郎青年期

ウォッ !  氷川きよし似の イケメンやないの ?!


まあ、それはトモカク。

この図鑑にはチャンと垂れた姿の ジョウロウホトトギス。
他のも カタッパシから見てやったけど、み~んな その絵。

「 原色 」 って名の付いた図鑑のは、その絵に彩色したものが使われとる。



う~ん、牧野切手に使われたのの出展はドコや ?
真実を探らねば !



















図鑑以外の 牧野関連の書物を調べとるうちに、偶然この挿絵を見つけた。
 

   2-2ジョウロウホトトギス原画2

こ、これやッ !!  切手の原画はッ !!!  間違いなくッ !!!


も一回、切手のを・・・


   1-4牧野切手のアップ
 





植物画は、牧野が 1887(明治20)年に 高知県 横倉山で見つけたのを
細密に描き彩色したもの。


よお見ると、草本の他に 茎や花びら・雌しべ雄しべ・子房・種の形なども
描き込まれとる。 それも番号打って。

ただ、この図は、間違いなくサカサマに描かれとる。

もっと よお見ると、草本の茎が途中で折られとる。

切手の絵は、右横の茎が、切手のワク外で左の草本とつながっとるとも
想像させる。
が、原画では 右の茎の下は ハッキリ切れとり、左のとは繋がっていない。

左のは左ので、草が途中で 折られとる・・・。



・・・自らが見つけて採ってきた標本、自生地での生育状況は判っとる。
それにも関わらず、彩色・精細画は、花の向きが逆!


これはどうも、草の生え方云々は 絵にする場合 どうでもエエ・・
な感じがする。  実際そうであったみたい。






2-5その他挿絵

「 けいびらん 」

この絵では、直立した茎が 途中でポキッと折られ、垂れ下がっとる。

だれも こんな咲き方じゃないと思うだろうし、「説明文でも 垂れて咲く」
とは言ってない。

つまり、写生は あくまでも 「 標本を忠実に 」 。
咲き方、生え方は 説明文の中に述べれば良い。 


このホトトギスの場合、茎を折って描いたのは、
「葉の裏面をも書き込みたかったから」 では?



富太郎は この植物画を、彼の初めての著作 
「 日本 植物志 図篇 」 1888年 明治21年
に使っとる。・・・らしい。

それも 第一巻の第一集、第一図版として !

26歳の彼の、この植物に対する 並々ならん想いが伝わるよ・・・。


ただ、その後に刊行した数々の著書・図鑑では、
この植物は 垂れ下がった形態の絵で表されとる。
あの細密画を使わずに。




        2-3日本植物志図篇のあとに・・


        2-4精細画

上のは、その後に牧野が著した、「 大日本植物志 」 。
ネット上で探してきたヤツ。
( 図書館では、カンジンの “日本植物志図篇” は無かった。
原本は、国会図書館くらいに行かんと無いのやろう・・・ )






・・・ というワケで、あの切手の図案は
「 博士が描いたアノ植物画 」 を忠実にアレしたものやったのですッ !

よお考えりゃ、当たりまえやね。
この記念切手に取り上げられた植物はみな、博士が描いて、名付けた物。
( 博士による命名は、1500種もあるッ ! )


・・・ 博士にも、また、デザイナーの 星山理佳さんにも
全く な~んも罪は ありませんでしたッ !!!


まったく 無知にほっかむりさせ、ワケわからん言いがかりを付けたワシ。


嗚呼、小人閑居為不善 !!



・・・ 意味は調べてねッ !






あ、あとコレ、最終章に続きます!!
     ↓
 
http://sossy.blog129.fc2.com/blog-entry-311.html






スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://sossy.blog129.fc2.com/tb.php/307-008b7860

トラックバック

コメント

[C1003] ジョウロウ?

はあああるばる来たぜ、県図書~♪
渦巻く疑念晴らしに~♪

ご苦労さんなことです。
ジョウロウホトトギス。

私ゃ、女郎かと読み損なってたくらいで、
上下逆さまだから女性バージョン?とか
途中まで勝手に解釈してたくらいです。

でも名前の由来を見ると
「上臈」
大奥の偉いさんらしいから
やっぱ女性なんですね。


  • 2012-05-05 08:46
  • ナワ~ルド@峠おやじ
  • URL
  • 編集

[C1004] 命名

ナワ~ルドさん、イナカは困りますよ。。。。。


確かに ジョウロウって、ジョロウと読んでしまいそうですね。 字づらから。

なんで そんなミョウな名をつけたんでしょう?
「高級女性」 という 意味合いを、その花に付けたかったそうです。

博士の名付け方には 一貫性がなく、「ワルナスビ 悪茄子」 「イヌノフグリ 犬の陰嚢(キンタマ袋)」  などとフザケタものがあるかと思えば、なんと 自分の死んだ奥さんを偲んで 「スエコザサ」 と名付けた新種も・・・。

人間くさい人物だったようです、富太郎。

「上臈」 なんてムヅカシイ言葉をあてられた この黄色いホトトギス。
やはり貴婦人の趣きがあります。

[C1005]

個人の楽しみなんかは、傍から見れば暇人と
思われがちですが、これだけの情熱・こだわりが
あるのは、決して暇人じゃないですよ。

また、ゆったりした時間はきっと来ますからね。
その時は、いろいろ楽しんでください。
  • 2012-05-05 19:50
  • 馬笑
  • URL
  • 編集

[C1006] やっぱりヒマ人

う~ん、GWといえども働いておられる方々から見れば、ムカつく所業だと思います、私のは。

・・・今回の記事も、まだアヤフヤな部分があって、国会図書館や岡山県立図書館に問い合わせたりもしてます。

やはり どヒマ人ですよ!

他にやるコト無いんか? て声が聞こえています。
  • 2012-05-05 21:54
  • とまぢふ
  • URL
  • 編集

[C1007] ズンズン調査団お疲れ様です!

よくあの分厚い本から切手の原画見つけましたね~!凄いなあぁ~!
発見した時は感動もんですね(笑)
しかし切手逆さまから見れば普通に咲いてるように見えますが…。
採取して来てからスケッチしたんですかね(^_^;)
  • 2012-05-06 00:20
  • asano
  • URL
  • 編集

[C1008] 晴れぬ疑問

た~くさんの図鑑を 片っ端に調べても あの切手の原画は使われておらず・・・

で、博士関連の本を これまたカタッパシに・・・
見つけた時はホント、感激しましたよ!

原画は、おっしゃる通り、採ってきた標本を描いたものです。
「 日本植物志図篇 」 には、あの原画が使われてる・・・と記事の中で書きましたが、
まだ疑問なので、それを確かめるべく またズンズン調査してます!

asanoさん、GW中もお仕事 お疲れ様です!!


  • 2012-05-06 07:58
  • とまぢふ
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

とまぢふ

Author:とまぢふ
こっちがイイと言われれば そっちにフラフラ、
あっちがイイと言われれば、またその方にヒラヒラ・・・
優柔不断な野郎です。

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
まとめ