Entries

   じいちゃん、喜べッ !!

 ワシの じいちゃん (祖父のコトね。) 、昭和50年頃まで
「蚕」 を飼っとったんよ。

「飼う」 といっても、「カブトムシやスズムシを飼う」 のとは
ワケが違う。
いわゆる、「養蚕」 農家やったの。 当然、田んぼとかの兼業で。


ワシも小さい頃は よお手伝いに行ったよ!
(「行った」というのは、じいちゃんのウチは、おやじの実家で、
今 住んどるとこから 2kmくらい離れとるから。)

じいちゃんといっしょに、桑畑へ行き、葉の付いた枝を刈り取る。
それを とんでもなく大きいカゴに入れる。
そのカゴを背に しょって、じいちゃんのウチに戻る。

戻ったら、それをすぐにはカイコにくれてやらん!
いったん、床下の貯蔵庫に入れるんよ。




 1gghjjhk20120514201435e18

これがじいちゃんのウチの玄関・土間。
右に見える 板敷きが、じつは 奈落へと通じる入り口・・・

この扉?を開けると・・・







      2uyrdfss20120514203943453

おぞましき 地下への階段が・・・・・





 3hghhjkjfgfhhj

おそる おそる 降り立つ・・・。
中は 思いのほか広く、天井は高い・・・。



と、まあ、この辺のハナシは 以前もUPしたよね! てへへ・・・
        ↓
 http://sossy.blog129.fc2.com/blog-entry-310.html



とにかく!

そうやって 桑の葉は この薄ら寒い地下倉に入れられるんよ。


カイコってヤツは、どえらい貪欲に桑を食うんよね~。
四六時中 ムシャムシャって。

じいちゃんのウチは、居住区を夏のあいだ 一部 カイコ部屋としとった。
畳を上げて カイコ棚を作り、そこにカイコを はべらせて桑を与える。
二階は全部が カイコ用になる!
更には、別に 「カイコ小屋」 も建てられており・・・。

そのカイコ棚では、ホントに 「ムシャムシャ・・・ポト・・ポト・・」
って音が聞こえる!
1匹1匹は小さいカイコも、何万匹にもなると・・・
(ポトポト・・・は、フンが落ちる音!)


こういうウチって、けっこうあったんよ、以前は。
ワシが住んどる 祖師野には、カイコを飼っとらっせるウチは
あんまり無かったように思う。
オヤジの実家・じいちゃんとこの地区には多かったような記憶があるよ。

なんつっても 「蚕」 は、田舎では貴重な 「現金収入源」 やったでねえ!


そんな蚕も、飼うのはタイヘンやった。

雨が降り、気温が低い日は 七輪をいくつも持ち出して焚き、加温する。
桑は毎日取るんやけど、雨の日に取ったヤツは、蚕にはくれられん。
濡れたヤツは アカンらしいんよ。
やで、いったん、地下倉に貯蔵するんよね。
(晴れた日のも、いったん貯蔵し、前日分のから出して食わせる。
ただし、鮮度が必要やで 何日もは持たん。)

蚕は何回か脱皮を繰り返しながら大きょうなる。

最終脱皮が終わり 充分成長すると、それまでまっ白やった体が
やや黄みをおび 透き通ってくる。 
動きも鈍うなり、斜めに体を起こしてジっとするように・・・。

それこそが、 「そろそろ、『繭 まゆ』 を作るゾ」 っていうサイン!

そういうカイコを見つけて、ワシらが 「お盆」 の上に より出して乗せる。
お盆がいっぱいになったら、「繭だな」 というセクション? に運ぶ。

じいちゃんや かあちゃんたちが カイコをていねいに
繭を作らせるための 「ベッド」 みたいなとこに乗せてやる。

ひと夏に、2~3回、こうやってカイコを育てて繭を作らせる・・・。


詳しくは もっと細かい作業があるけど、けっこう 手間がかかるんよね、
養蚕。



そんな中で、ワシが 心に残るエピソード。


繭棚で あんばよう繭を作れんカイコも おる。
どこにも、「型にハメられるのはイヤッ!」 ってヤツは おるよね。
繭棚から逃げ出し、こともあろうか「平面」 に糸を吐いて 繭を作ろうと・・。

ムリやよ・・。 まわりを囲うモノがあってこそ、繭が作れるんやのに、
全くの平面では、「ただ糸を吐くだけ。平たく。」

平面っていっても、床面ばかりでなく、垂直なカベや、天井にまで・・・。

かわいそうに、25cmくらいの丸い範囲に 薄く敷かれた「平面まゆ」 。。。
カイコは そんなトコではサナギになれず死んでまう・・・
(サナギになったヤツも おったんかな? 記憶が無い。)



ばあちゃん(じいちゃんの配偶者) は、そういう 「繭のできそこない」
もムダにはしなんだ。
何枚も 剥がして集め、重ねて雑巾を作っとったよ。
考えてみりゃあ、ゼイタクなゾウキンやねえッ!
「絹の雑巾」 やよッ!!




なつかしいコトを思い出させてくれたのは、こんな絵が届けられたから。








 4蚕を販売!

瑞浪の 産直店で売られとるそうです !

カイコ 5匹入りで 200円 !!

桑の葉も 別に売られとるみたいですが、タイヘンですよぉ~~~、
カイコを飼うのって・・・。

毎日、この店に通って 葉っぱ買わなかんでェ!
買い置きしとこうにも、おカイコさんは
新鮮な桑しか食べんでね!!





・・・でもワシ、じいちゃんを偲んで
ちょっと 欲しくもなりました・・・・・。


ワシのじいちゃん、ホント やさしい いい人やったで・・・。
















 
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://sossy.blog129.fc2.com/tb.php/449-b1185a6a

トラックバック

コメント

[C2111] お蚕さん

お蚕さんなんて言うと、そんなHNの人がいそうですね。

当時の農家にとっては貴重な現金収入源ですからお蚕さんでいいですよね。

しかし、こういう階段下の倉庫を奈落というとは知らなかった。
最近ではNHKの朝ドラ「あまちゃん」で舞台下のことを奈落って言ってますね。

そして蚕といえば・・・
『動きも鈍うなり、斜めに体を起こしてジっとするように・・・。
それこそが、 「そろそろ、『繭 まゆ』 を作るゾ」 っていうサイン!』
モスラですがな!懐かしいです。ザ・ピーナッツも。

本当いろんなものがいてますねえ。

  • 2013-07-25 23:44
  • ナワ~ルド@峠おやじ
  • URL
  • 編集

[C2112] またまた勉強になります

 お久しぶりです。おカイコ様はかつては日本の重要な外貨収入源だったわけですが、その裏には、こんな苦労・工夫があったんですね。化学繊維の台頭等もあり、シルクも儲からなくなって、日本もその後は工業製品等の輸出へとシフトして行ったわけですが、それが可能となったのも、養蚕を通じて、こういった各地域・家庭での取り組みがあったからでしょうね。

 かつて日本の産業を支えた、カイコ小屋の立派な石組みや部屋の作りを是非一度実際に見てみたいと思います。いつか機会がありましたら、見せていただけないでしょうか?
  • 2013-07-26 00:00
  • こま
  • URL
  • 編集

[C2113] お呼びですか(//∇//)

こんばんわ!新鮮な桑の葉大好きなおかいこですヽ(*´▽)ノ♪
桑の葉うんめぇよ☆
あの、小さいおかいこさんの顔って、新幹線の先っぽみたいですね!!虫は嫌いだけど、小さいおかいこさん可愛かったです☆
でも、パック詰めは可愛そう(´Д`)
日本昭和村にもおかいこさんがいますが、あそこはほぼ放し飼いみたいになってますよ♪
私は小学生の時にクラスでおかいこさんを買ってた気がします(。-∀-)桑の木もあったし!!桑の実も美味しいですよね☆

[C2114] 大儲けして

52歳くらいになりますと
ふとしたことで昔を思い出し
なつかしいなぁ・・・
あのころはよかったなぁ・・・
と思いますよねぇ
わたしも最近、思います
小学生のころの日曜日は
お酒も飲まずになんであんなに
楽しかったのかなぁ・・・と
やっぱりトシかなぁ???
あと、じいちゃんを偲んでいるところ
申し訳ありませんが
お蚕さんを飼って大儲けして
はなれを新築してください・・・
と思っております
  • 2013-07-26 18:44
  • くずや
  • URL
  • 編集

[C2115] ホントに月日が経つのは早い・・・

どうも このごろ、パソコン立ち上げたとたんに
ゴロゴロ様が鳴り出す日が続き、そのたびに
長時間かけて電源切れるのを待ちます。
ハラハラします!

ナワ~ルドさん、お久しぶりです!
そう、奈落とは 仏教用語で 「地獄」 のことですが、
それが転じて 「舞台下の空間」 も そう呼ばれるように。 さらには、オーケストラのステージ前のピットも
「奈落」 と呼ばれることがあるそうです。
ウチの倉庫を そう表現したのは、単にアレです・・・。
「あまちゃん」、おもしろいですね!! 毎日楽しみに観てます。

モスラ・・・ 幼少のころ、映画館でなく、お祭りの余興で 八幡神社の舞台に幕を張り、そこで観ました。 怖かったです。
映画の中のハナシは全て 「本当のコト」 と信じて観てたころが懐かしいです・・・。


こまさんも おひさしぶり!
養蚕は日本ではすっかりスタってしまいましたが、意外にも ブラジルは盛んらしいです!
以前勤めてた会社のブラジル人従業員、実家では蚕を飼ってるそうで、「オカイコ」 と呼んでました。
ちょっと調べると、日本の養蚕は弥生時代にはもう始まったそうで驚きです!
さらには、自転車業界に 「片倉シルク号」 ってありましたよね?
片倉は養蚕関係のナニカに関わった製品?を作っており、関連会社が「自転車部門」を立ち上げた。
で、その製品に「シルク号」と名付けたのも、絹に関わってた親会社のアレから・・・
と、うろ覚えの間違いだらけを 知ったかぶりしてみました(笑) 詳しくは調べてね!
(私の間違いを糾弾しないでね!!)

養蚕施設としての遺構は、この地下倉庫しか残ってませんので、見てもつまらないですよ。。。
それでも興味が おありでしたら いつでもどーぞ。


おかいこさん。
ついにあなたのHNに関した記事です。
そのHNはやはり、「お蚕」 からきてるんですよね?
ではナゼ 「おかいこ」 なのか? 興味あります。

ムシは平気ですが、毛虫・イモムシは 見ると オゾ毛が立ちます!
蚕だって、よく見りゃイモムシなのに、なんとか さわれるのがフシギです。
蛾も大嫌いですが、成虫の「カイコガ」 は、羽根がシワシワで飛べず、オナカがプックリしてて とてもカワイイと思います!

それにしても、「新幹線の先っぽ」 ・・・ナイス!

桑の実を妹と取って食べ、服も舌も ムラサキ色にしてたことが懐かしいです。。。



くずやさん、おっしゃるとおりですね。
「酒も飲んでないのに楽しかった」
最近は、「酒を目当て」にしないと行動とれませんからね!!
やっぱ トシ?

はなれを新築したいのはヤマヤマですが、きょうび、蚕飼って大もうけはできないでしょう!
火事だと近所迷惑になるし、後々ヤッカイですので、
「大風で吹き飛ぶ」 に期待してます。 マヂで。
火災保険かけてますので。この はなれにも。


このパソコン、気が付くともう、7年使ってますが
最近調子が悪く、こうやって文を書くのに とても時間を要します。
あれからもう7年???!
早いよ・・早すぎるよ・・・時のながれ・・・。
52年の歳月の流れも・・・。

パソコンなんて 「一生モノ」 と思ってたのに、
なんか、XPのサポートが来春終わるとか さかんに言ってます。

買い替えを検討してますが、雨漏れの修理が先ですね!








  • 2013-07-28 08:40
  • とまぢふ
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

とまぢふ

Author:とまぢふ
こっちがイイと言われれば そっちにフラフラ、
あっちがイイと言われれば、またその方にヒラヒラ・・・
優柔不断な野郎です。

FC2カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
まとめ